« AVR - 78K0版AVRライター | トップページ | Arduino - Arduino 2009とEthernetShield »

AVR - ATmega48,88,168リセッター

AVRマイコンに何度も書き込んだりしていると、うっかり外部クリスタルを付けずにヒ ューズビットを外部設定にしてしまい、書き込めなくなった方も多いはず・・・リセット端子の書き換えとか。
うちにはそんな理由で失敗したATmega168が3個
ここらで復活の呪文でもかけてみようかと挑戦。

Atmega88168a

記事後半で製作事例もご紹介してます。

これら失敗したAVRの復活には、高電圧パラレルプログラミングが必要になるのだけど、手順はデータシートで良いとして回路的な資料が意外と少ない気がする。
結構回路が面倒なのですよ
それともみんなSTK500とか使っているのかしら?このためだけになんだしねえ・・・

そこでまず国内ですぐに見つかるのはでんし研さんのところの亀の子式リセッターですが、とても簡易で良いアイデアです。
Tiny2313やTiny45・13などを対象としていて、ソースも公開されているので、これを元に考えてみようかと。

データシートでは28PINの場合、DATAビットがPB0~PB5とPC0~PC1、に分離しているのがなんだか面倒。
物ぐさな自分にとってはアセンブラで書くよりCにしてまえと移植を決意。
どのみち面倒な選択になってしまった

 

しかし、更にいろいろ調べていたら、ゆきの研究室さんとこのAVRライタの製作で、高電圧プログラマーの回路図とソースが公開されていました。
しかも28PINデバイスが対象なので、最終的にこれを参考にしようかと思います。
でんし研さん、ゆきさん、大変良い資料を公開して頂きありがとうございました。

で、その回路ではmega8シリーズの前身であるAT90S4433をホストとし、ターゲットをATmega8にした構成ですが、これならピン互換なのでプログラミングの手順さえ弄ればあっという間ですな。

ここでは手持ちの28PINで空いていたATmega88をホストとしていますが、ATmega8の後継なのでmega48シリーズなら大丈夫でしょう。
なのでATmega8・48・88・168のどれでもホストになれますが、AT90S4433は逆に手順が異なるのでNGです。
とはいえ、識票バイトを読み取って処理をすれば可能だし、他のデバイスにも対応させることも可能です。

 

データシートを見ながらプログラミングの手順を変更をして、回路を作成します。

Mega168reset_sch

ほとんど同じですが、取り敢えず回路図はこんなところです。
高電圧パラレルプログラミングとは、ターゲットのリセット端子に12Vを印加しながら並列にデータを転送することで、PCのパラレル端子ではありません。
電源は12VのACアダプターから供給し、そこから12Vとレギュレーターによって5Vを作ります。

ゆきさんのところではDTC143ESAという抵抗内蔵デジタル・トランジスタを使用していますが、手持ちのNPNトランジスタにはC1815GRしかなかったので、これと4.7kの抵抗の組み合わせで組んでます(上図の青破線内)。

NPN型のトランジスタならどれでもOKだと思いますが、2SCシリーズ、つまり2SC1815の互換なら大丈夫です。
ランクはGRでなくてもYでもいけると思います。
DTC143ESAも安いのでまとめ買いしても良いけど、それだと用途が限定されてくるので、1815を汎用的に使いまわせるようした方が良いかも。

 

Mega168reset

出来上がりはこんな感じです
ごちゃごちゃしてますが、重要なのはPC3のXTAL1、PC4のRDY、PC5のRESETで、残りは1対1の接続と、ユーザーインターフェイス用のLEDとタクトスイッチ、そして電源関係です。
RDYはターゲットからの戻りが確実なら削っても良いかも??

元は4MHzのセラロックが入ってましたが、敢えて外して内蔵RCの1MHzで駆動してます。
なので書き込む際はヒューズビットの設定に気を付けて下さい(下位ビット 01100010 = 0x62)。

右端は赤いテストクリップから12Vが供給され、レギュレーターを通り、各マイコンに5Vを提供する部分。
緑のLEDは電源ランプ。

左側にはDTC143ESAの置き換えであるC1815GRがあり、PC5(RESET)の上げ下げによって12Vの電圧をコントロールします。

ついでなんで、この動作を仮にシミュレートすると、だいたい下図のような感じでしょうか。

Dtc143esa_tr_2

「SW(PC5)」とあるのがPC5をHIGH-LOWにする役目で、「RESET」とあるのがそのままリセット端子の状態を表します。
下がPC5をHIGHにした状態で、RESETの電圧はほぼゼロ。初期化時はこの状態です。
上のようにPC5をLOWにすればRESETが12Vになり、パラレルプログラミングへ移行します。

2SCシリーズ(または2SD)のトランジスタはNPN型と言われていて、今回のようにスイッチとして使う場合、HIGHならLOW、LOWならHIGH、とインバータ・ロジック回路のイメージで使えます。
飽和領域は周りの抵抗でコントロールしているので、あまり適当な値を入れてしまうとHIGH-LOWの区別が曖昧になってしまうので注意。

あくまでもトランジスタは12Vをコントロールするだけなので、でんし研さんのようにぶっちゃけ手動でオン・オフしても構いません。
入力待ちの時に12Vを入れて、終了したら切れば良いだけ。
ターゲットのリセット端子に入れる12Vのライン間に、スイッチを入れておけばOK。
この場合、PC5のRESETは不要。

 

使い方ですが、元のとほぼ同じで、電源を入れると3回LEDが点滅してから入力待ちとなります。
タクトスイッチを押すとリセット端子に12Vが印加されます。
処理はすぐに終了し、正常終了であればLEDは点灯し続けるので、電源を切って終了です。

エラーになった場合、エラーを起こした箇所によってLEDが数回点滅し、しばらく消えてはまた点滅の繰り返しになります。
配線をチェックしてみて下さい。
元はLEDの点滅だけでしたが、独自に変更をしました(あまり意味無いですが)。

それから内蔵RCにしたので、出来るだけ時間を正確に把握しようとウェイト・ルーチンをインライン・アセンブラで置き換えました。
でも、全部アセンブラに書き換えた方が無駄が無かったかも

 

ソース
「mega168reset.c」をダウンロード

※ダウンロードがうまくいかない場合は右クリックのメニューから保存して下さい
ゆきの研究室さんのソースを改変しております

2009.1.27追記
コンパイラのオプションで最適化-O0(無し)にして下さい。

 

というわけで、無事に3個のATmega168は復活の呪文で救われ、1500円(1個500円くらい?)を損することなくエコに貢献出来ました。
いつかちゃんとした?のを作ろうかと思います・・・

--

2009.1.28追記
実際に製作されたtomoさんの回路をこの場を借りてご紹介します。

電源は5Vと12Vを外部から供給するようになっているので、レギュレーターの部分を別に用意するか、5Vと12V別々で電源を用意する必要があります。
亀の子式なので、とてもコンパクトになっていますね~
これならすぐに復活させたい時も小回りが利きそうです

F1312_tomo

F1313_tomo
※画像には電子透かしを埋めてあります(ステガノグラファー

画像の提供ありがとうございましたm(_ _)m

--

2009.12.16追記
修正です、すみませんm(_ _)m
ブレッドボードの画像のトランジスタ部分で、コレクタとベースが逆になってました
回路図はそのままで大丈夫です。

Mega168reset_dtr_2

当時の回路は既にバラしてしまっているので、該当箇所だけ組みました。ベースとコレクタを入れ替えただけで、後は同じです。
ちなみに、そこらにあったもので組んだので、抵抗とICは全く別物になってます。上2つは4.7k、下は1kで、ICはAVRに置き換えて下さい。
ブレッドボードの画像を参考に回路を組まれている方はご注意下さい。

--

2014.4.2追記

要望によりバイナリファイル(HEX)をアップロードします。
上記ソースコードのビルドによって出力された当時のファイルとなりますので、最新の環境でのビルドではありません。
また、最新の環境でのビルド予定はありません。

ダウンロード mega168reset_hex.zip (1.6K)

※ダウンロードがうまくいかない場合は右クリックのメニューから保存して下さい
※ファイルの扱いは各自の責任にて行って下さい
※使用・転送方法などの説明はメーカーや他サイトにてお調べ下さい

|

« AVR - 78K0版AVRライター | トップページ | Arduino - Arduino 2009とEthernetShield »

電子工作」カテゴリの記事

コメント

すばらしい情報、感謝です。
私も多数、AVR君をISPモードに戻せなくなって困っていました。
これを参考に基板を作成しようと思います。

投稿: Ouch! | 2008-12-12 23:23

お役に立てて何よりです(^-^)
実際リセッターの需要があるのか微妙だったので載せるかどうか迷ったんですけど甲斐がありました。

Ouch!さんのブログにコメントしようとしましたらGoogleアカウント経由でないと書き込めないのですね(^-^;
なのでこちらに書き込みます。

方法についてはデータシートを見ると分かりますよ~
日本語のデータシートはHERO'SさんのサイトからDL出来ます。
http://reef.path.ne.jp/~hero/hero.htm

これのメモリプログラミングの章にパラレルプログラミング手順というのがあり、手順が細かく記載されてます。
実際にははしょってますけど(^-^;
確かAVR Freaksだったかにも古い資料があったような・・・
http://www.avrfreaks.net/

それにしてもOS作ってらっしゃるんですね、凄いです。
まだよく読んでませんが、後ほどゆっくり拝見させて頂きます(^-^)

投稿: SatE-O | 2008-12-13 00:02

このマイコンの場合、リセッターの需要はかなりいるんじゃないかしら?
個人的には、基板を売り出してもいいくらいに便利だと思ってます。
今週、これを作成しようと思ってます。

私のブログはGoogleアカウントか限られたOpenIDからじゃないと書き込めないんですね。今知りました・・・。orz

また情報交換したいですね。よろしくです〜。

投稿: Ouch! | 2008-12-14 23:05

確かに1つあればヒューズ書き換えへの精神面の負担が減らせられますねえ
こちらこそよろしくお願い致します。リンク張らせて頂きました~(^-^)

投稿: SatE-O | 2008-12-15 21:34

こんにちは。私もmega88/168がいくつか使えなくなってますので、この記事に興味を持って早速作ってみました。

ピンヘッダを使って、ユニバーサル基板の2階建てでハードはできたんですが、ソフトがうまく動きません。
初めてWinAVRを使ったのでよく判ってないのですが、wait関係に問題があるようです。

症状は、最初のLED点滅にとてつもなく時間がかかることで、ループ回数(200回→1回)とWAIT_1ms(47→1)の変更でなんとかまともに動くようになりました。

ちなみに、クロックは1MHzとなっていることをオシロで確認しています。

なにか、お気づきの点がありましたらアドバイス下さい。

投稿: tomo | 2009-01-25 22:45

tomoさん、こんばんは~(^-^)
参考にして頂きありがとうございます。

waitがおかしいとの事ですが、回路をバラしてしまったので、すぐには動作確認取れないです^^;
当時は特に問題なく動作しておりました。
ちなみに最初のLED点滅までどれくらい時間が掛かりますか?

こちらではWinAVRが20080610で、AVR Studioは4.14で構築しました。
一応AVR StudioでのProject Optionsでの設定を教えておきますね。

Device : atmega88
Frequency : 1000000
Optimization : -O0

後はデフォルトのままです。
インライン部分はvolatile宣言しているので問題ないとは思いますが、ここでは全体として最適化はしないようにしています。
正直思い当たるのはそこくらいなのですが、今度組み立ててもう一度チェックしてみますね。

投稿: SatE-O | 2009-01-26 00:50

SatE-Oさん、こんばんは。
早々のご回答ありがとうございます。

最適化が -Os でしたので、早速 -O0にしてみたらあっさり動作しました。
WinAVRは20081205です。

-Osのときは、電源を入れて2~3分待っても点滅開始しなかったのに、もうすっきりという気分です。
おかげで、これまでBASCOMしか使ったことが無かったので、少しはCの勉強になりました。

適切なアドバイスをありがとうございました。

よろしければ、稚拙ですがHPを覗いてください。

投稿: tomo | 2009-01-26 20:59

最適化が原因でしたか~
ちゃんと動作してよかったです(^-^)
おかげで設定を記述してなかったことに気付きましたm(_ _)m

元々サイズもそれほど大きくありませんし、タイミングが必要なものは出きるだけ最適化しないようにしているんです。
うまく動作したら最適化を一段ずつ上げていくようにして、おかしかったらコンパイルして出来たアセンブル情報を確認して変動したレジスタやアドレスをチェックしてます。
結構これでレジスタ変わってしまうことがあるんですよね。
あくまでも容量に余裕がない場合だけですけど^^;

でも、あのスパゲッティ回路をまた組むのかと思っていたので安心しました^^;
やはり基盤化なりするべきだと痛感してます(-_-;

サイト拝見致しました~
ファンコンを手作りされているんですね!
しかも販売までしているなんて凄いですよ!
特にパンチングのブラケットなんて格好良いですね~
後ほどリンクさせて頂きますね(^-^)
更に製作したリセッターを拝見できるかなあ、など思ってますw

投稿: SatE-O | 2009-01-27 00:02

SatE-O さま

ファンコン購入者から、再生品を出していると誤解されそうで自分のHPには載せられませんので、別のところにアップしました。

まれに、Reset端子のFuseBitが書き換わってしまうことがあるようですね。
復旧不可能だと思っていたAVRを復活できるようになり、安心して使えるようになりました。ありがとうございました。

※管理人SatE-Oにより一部編集致しました。画像は記事後半を参照して下さい。

投稿: tomo | 2009-01-27 22:50

tomoさん、こんばんは~
さすが手作り慣れしておられる感じで、かなり出来が良いですね(^-^)
とてもコンパクトですし、マネしようかなあ^^;

fusebit書き換わるケースがありました??
取り分け復活が出来れば良い程度でしたので、安定性に欠けるのは否めないです(-_-;スミマセン

差し出がましいかと思いますが、もし宜しければtomoさんの作品ということで、この記事に追記して、(その2点の画像で良ければ)こちらに画像アップ致しましょうか?
問題がなければで構いませんので。

投稿: SatE-O | 2009-01-27 23:09

いや、まれにFuseBitが書き換わるケースというのはAVR一般のことでして、SatE-Oさんのリセッタのことではありません。誤解される表現ですみませんでした。

また、画像アップはSatE-Oさんの都合にお任せします。裏側は恥ずかしいので見せられませんが・・・。
ちなみに、電源は12Vと5Vを別回路からの供給に変更してます。

投稿: tomo | 2009-01-27 23:41

なるほど。
そう言われてみると、fusebitが書き換わるという問題を聞いた覚えがあるような・・・
すっかり忘れてましたけど^^;

レギュレータがないから裏にあるのかなあ、と思ってましたが、別になっていたんですね。
4本接続されているのは、どうりでそれだったわけですね~
他人様の回路は勉強になります^^

掲載の件、了承頂きありがとうございますm(_ _)m
それではお言葉に甘えて後日アップさせて頂きますね。
画像はこちらのサーバーでお預かり致しますので、コメントにある画像へのリンク部分だけセキュリティのことも考慮して削除しておきます。
つきましてはコメントを編集することを予めご了承下さいませ。

投稿: SatE-O | 2009-01-28 00:13

編集は構いませんです。

mega88は秋月で安いので結構使えますね。
調子に乗って、ファンコン用のLCDモニタなんかも作ってしまいました。
http://jp.youtube.com/watch?v=KTSQN435fFc&fmt=22
アクリルの折り曲げは、はんだごてを改造した工具を使えば意外に簡単にできました。
そのうち、HPに載せようと思います。

投稿: tomo | 2009-01-28 23:19

画像掲載させて頂きました(^-^)

今回は動画ですね~
さらっとアクリルの折り曲げが簡単と言われてますけど、正直基盤からケースまでの一貫した技術が高いと思いますよ(゚-゚;)
是非いつか基盤製作やらケースやらお願いしたいくらいです^^;

LCD青白なんですね。
そういう液晶はどちらで購入されるのでしょう?
他にもいろんな色があるのかな。

投稿: SatE-O | 2009-01-28 23:47

青白液晶なかなかないんですよね。
私はマルツで見つけました。

基板は、エッチングまではいいんですが、穴あけが大変です。
最近は外注にはまってますが、少量では単価が高いので困ってます。

投稿: tomo | 2009-01-29 00:12

マルツにあるのですか??
通販サイトで何度か見ていたんですが、2種類あって青白なのか不明なんですよね。
どっちかが青白なのかなぁ

P版comに見積もりしてもらったことあるんですが、ほんと少量だと高かかったので諦めました^^;
サポートの人はとても親切なんですけどね~

投稿: SatE-O | 2009-01-29 12:45

TC1602E-13Tが青白です。16*2しかありませんが。

私もP版ですが、仕上がりはいいですよ。

投稿: tomo | 2009-01-29 21:48

TC1602E-13Tの方ですね。
わざわざありがとうございますm(_ _)m

海外だとオレンジとかもあるみたいですね~
とても視認性が高そうです^^

やはりP版良いですか~
いつか沢山必要になった時に発注してみたいです^^

投稿: SatE-O | 2009-01-29 22:57

SatE-Oさん、はじめまして。

mega168のフューズビットを書き間違え困っていたところ、こちらのページを発見し早速活用させていただきました。
mega48を使ってソースコード変更無しで動作しました。

非常に有用な情報、ありがとうございました!

ところで記事中のブレッドボードの写真ですが、スイッチングトランジスタ(もどき)のベースとコレクタが入れ替わっているように見えますが、気のせいですよね。
#ベースがターゲットのリセットピンに繋がってるように見えるような。。

投稿: asz | 2009-12-16 02:55

aszさん、初めまして。お役に立てて幸いです。(^_^)
えーと、トランジスタの部分ですが、気のせいではありません・・・

実はブレッドボードの写真はちょっと違う物なんです。
この写真を撮った後に、回路の違いに気づいて直したのですが、後日撮って修正しようとしたのを面倒で今の今まですっかり忘れてました(;;;´Д`)
大概は回路図を見て作るだろうと思っていたもんで、あまり気にしてなかったんです。
あのブレッドボードのままだと12Vが流れませんよね・・・ずぼらでスミマセン

既に回路がないので、フェイクで作った該当箇所の修正画像をアップします。
わざわざ指摘して頂いてありがとうございますm(_ _)m

投稿: SatE-O | 2009-12-17 00:12

修正画像をアップしていただいてありがとうございます。お手数お掛けしちゃってすみませんでした。

投稿: asz | 2009-12-21 01:32

fuseビットの書き間違いでISP出来ないATMegaが溜まったので、回路を参考にして作りました。これでいくつもATMegaが救えます。ありがとうございます。

ただ提供されているソースのerror()関数の中で、添え字で点滅回数が指定できるようになっているように見えますが、実際は3固定で動くなっているようです。

またターゲットが刺さっていないとwrite_puls()の中のwhile()から戻ってこなくてエラー表示されないようです。

何かの参考になればと思いコメントしました。

投稿: GLP | 2013-04-10 01:08

GLPさん、はじめまして!
無事ATmegaの救出が出来て良かったです(^^)

それから、ソースのご指摘ありがとうございます。
LEDの点滅回数、確かに固定になってますね。

forループの"3"を"cnt"に変更でここは大丈夫としまして、write_puls()内のwhileですが、ここはターゲットが無いと無限ループになるだけになってましたね。
存在する前提で確認してしまっていたので、すみません。

このコードを利用される方々へですが、このwhile部でタイムアウトなりで脱出させるようにして頂けると良いかもですm(__)m
もちろん、ターゲットが確実にある状態でしたら、そのままでもOKです。

GLPさん、ありがとうございましたm(__)m

投稿: SatE-O | 2013-04-14 18:46

はじめまして。arduino UNO の関係でヒューズビット周りを
調べていたらここにたどり着きました。
自分自身、arduino はともかく AVR についてよく理解できて
いなかったりするのですが、ここでいうリセットとはブート
ローダーの初期化ではなく、AVR というチップが持っている
ヒューズビットをリセット(工場出荷)状態にもどすための
ものである、という認識であってるでしょうか。

また、ヒューズビットを書き換えるソースであるならば、
逆にATmega328 などを内臓8MHzクロック動作にするように
ヒューズビットを書き込むような改造も可能でしょうか。

投稿: 「たく」 | 2013-05-06 13:05

たくさん、はじめまして!

はい、その通りヒューズビットをリセットするためのものなので、書き換えが出来なくなってしまったAVRを復活させるためだけのプログラムとなります。

厳密には出荷状態というより、FUSE_LやFUSE_Hのデータで設定し直すという感じです。

他のソースや328での動作については分かり兼ねますが、恐らくそのままでも利用可能です。
ただし、ここでは1MHzでの動作で組まれていますので、8MHzで行う場合は仰る通り改造にて動作させる必要がございます。

AVRのヒューズビットの下位を11100010(であってますかね?)に設定して、wait_us()ルーチンを改造していけば良いと思いますが、waitの脱出タイミングが早過ぎなければ多少正確でなくてもいけるかと思います(汗)
現状、動作環境がもう手元にないもので、これ以上アドバイスできるか不明で申し訳ないのですが、ぜひトライしてみて下さい(^^)

投稿: SatE-O | 2013-05-06 20:00

SatE-O さま

記事を元にリセッタを製作し、書込み不能になっていたATmega88・ATmega88Pが無事復活しました。
有用な情報を公開していただきありがとうございました。

回路系は単純なので問題なかったのですが、ソフトは入口で引き返した口ですので、公開していただいているソースファイルから実際に書き込むまでがちょっと大変でした。

投稿: たかJi:Ji | 2013-07-24 20:25

たかJi:Jiさん、はじめまして!

無事88&88Pの救出おめでとうございます!
すっかり古い記事となっておりますが、まだまだ有効利用されておられて嬉しい限りです(^^)

書き込みも慣れてしまえばですね。
どんどんATmega使っていきましょう!

投稿: SatE-O | 2013-07-25 19:55

リセッターを作ってみました。無事なおすことが出来ました。ありがとうございました~

投稿: aoki | 2013-10-25 21:36

aokiさん、はじめまして!
お返事遅くなりましてすみません。

お役に立てて良かったです!
どんどん救出してガシガシ使っていきましょう(^^)

投稿: SatE-O | 2013-12-08 14:20

はじめまして。

質問1.やぶからぼうで、質問にさせて頂きますが、
 私は、avr cpu の書き込みに、chanさんのavrsp.exeを活用して
ますがAtmega88その他のcpuが認識できない時があります。
 その原因には、製造会社のAtmel社の製造工程で品質に不良品が
 あるのではとしか思われませんがいかがですか。

  もちろん私の製作しましたユニバーサル基板の半田付け不良も
あると思いますが、以前に、秋葉原の秋月通称へ、不良品のAt-tiny2313など領収書といっしょに持って行きましたら、直ぐに交換してくれました経由があります。
 このような書き込み不良を起された、ご経験をお持ちでしょうか、
 教えてくださいませんか。
  
 質問2.chanさんのavrsp.exeの書き込み方式以外に良い方法が、
     ありましたら、教えてください。   
 
  以上です。 宜しく、ご指導のほど、お願い致します。

   石原

投稿: 石原健二 | 2014-02-03 19:55

遅くなりました、石原さん、はじめまして!

ご質問1の品質についてですが、この記事で取り上げているリセッターという内容は、あくまでも人為的にミスした問題という結果であり、正直、石原さんに言われるまで、CPUの品質等についてまでは考慮したことがありませんでした。

と言いますのも、確かにCPUの認識でリトライすることはありましたが、個人的に趣味の電子工作ということと、DIPパッケージでのブレッドボードによる制作ということで、割り切った意識でしかなかったのが大きいですね。
もちろん基板へのハンダもしてましたが、それらも同様の認識でした。

秋月さんでAVRを購入したことが殆どないのですが、2313や88等に於いては、リトライはあれど、全く書き込み出来ないこと(fuseの設定失敗以外で)は無かったと記憶してます。
それほど沢山のCPUを購入して試したことがないというのもありますが…

ご質問2について、chanさん以外というのは自作でということでしょうか。
自分の場合は勉強も兼ねてというのがあったので、chanさんの所を参考にした自作ものばかりで、認識でエラーとなることは、制作した自分のライター自体が安定してなかったのかなと思っています。

他を知ってしまうとわけがわからなくなってしまうので(苦笑
なので他を殆ど知り得ません。というより事足りてしまってたので。

今にしてみれば純正品(ATMELのAVRISPmkIIなど)を素直に使った方が良かったなというのも本音なのですが(汗)

すっかり電子工作から足が遠ざかっているのですが、改めて調べてみますといろいろとオリジナル系?のライターが増えてますね。
最初の書き込みはストロベリーさんで購入した簡易ライターでしたが、当時はDRAGONが欲しかったです。。。
自信のない返答ばかりですみませんですm(__)m

投稿: SatE-O | 2014-02-16 01:41

fuse設定を誤ってicに書込み不良で困っていました。本ホームページに行き着き、早速ハードを製作させて頂きました。
ソフトはコンパィル段階でNGで完了出来ずに困り果てています。
お手数をかけますが HEXファイルを提供して頂けないでしょうか?

投稿: khash | 2014-03-28 19:21

khashさん、はじめまして!

現在AVRの環境がないので、昔のバイナリファイルを探してみたところ運良く見つかりました!
記事に当時のHEXファイルをアップロードしましたので、お試し下さい。
うまく行くといいのですが・・・

投稿: SatE-O | 2014-04-02 11:48

こんにちは
高電圧プログラミングの参考にしようと、何度も訪れましたが、そのたびに宣伝のページに飛ばされました。
本日は、ブラウザのjavascriptを停止して訪れましたら、見ることができました。
参考にさせていただきます。
わたしのブラウザがおかしいのかもしれませんが、アフェリエイトの広告の中にjavascriptで自動的に宣伝のページに飛ばされているのカモしれないと思います。
勝手な広告がのっていましたら、はずしていただけるとブラウジングしやすくなると思います。
役に立つ情報をありがとうございます。

投稿: さあさん | 2015-05-29 10:11

さあさん、はじめまして!

ご参考いただきありがとうございます。
お役に立てて幸いです^^

また、リダイレクトされてしまう件について、ご報告いただきありがとうございます。
調べてみましたところ、ブログパーツとして配置していたFlashアプリが原因であることが判明し、当該部分を削除致しました。

当サイトへお越し頂いた方々、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。

投稿: SatE-O | 2015-06-10 14:57

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: AVR - ATmega48,88,168リセッター:

» AVRヒューズリセッタ [メモたんく]
アクセスログを見るとJapaninoのヒューズビット書換で当サイトに訪れる方が増えました。ありがとうございます。 ところでヒューズビット書換はリスキーです。 HIDaspxライタのようなISP/ICSP にAVRライタは便利で使いやすいのですが、ヒューズビット書換に失敗すると二度とAVRライタで認識できない代物を作ってしまいます。「逝ってしまいました」と表現したくなる状況になります。慎重の上にも慎重を期してヒューズビット書換してください。 ISP/ICSP ライタでアクセスできなくなったCPUでも、... [続きを読む]

受信: 2010-06-17 01:12

« AVR - 78K0版AVRライター | トップページ | Arduino - Arduino 2009とEthernetShield »