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ポケコン - CASIO VX-4とPC接続

VX-4のメモリを強化出来たところで、今度はPCと接続し、VX-MENU Systemの導入をしてみようと思う
VX-4にはRS-232Cよるデータの転送機能があり、これによるシリアル転送を行うことになる

Vx4_peripheralVX-4操作マニュアルより

 

そのためにカシオからは、FA-6インタフェイスボックス(RS-232C・プリンタ・カセット)、FA-8インタフェイスユニット(パソコン接続)を出しているが、当然これらを使うことは考えてない
手に入らないしねsweat02

で、殆どの場合はPCのD-Sub9Pを使ったシリアル転送が紹介されていて、その回路図などが掲載されているのだけど、レベルコンバータを作るのも面倒なので、そこは今風にUSBでの転送を実現することにした

Aeum232r

レベルコンバートに使うのは、以前 Arduino で使用していた秋月の「AE-UM232R」を利用
これはFTDI社のFT232RLという、USBと232CのコンバートをしてくれるICで、AE-UM232Rは周辺回路などがまとめて1つの基盤に搭載されている
ピンはDIPに変換されているので、ちょっとしたテストなどにはなかなか大変重宝するのだ

VX-4のシリアル転送には、3Pinコネクタを利用する方法と、外部接続コネクタを利用した方法があり、前者の3Pin方式で行った
3Pinコネクタは単に 2.5mm のステレオジャックを利用したもので、LがTXD、RがRXD、GNDはグランドという、エラー訂正など何もない仕様となっている
FA-8を介する場合はどうなっているのだろうか・・・

回路図にすると、

Vx4_3pinconnect

こうなるのだけど、ジャックの部分は実際にはオス端子となり、今回は 2.5mm のステレオジャックが手元に無かったので、3.5mm のステレオケーブルを加工し、その先に 2.5mm に変換するアダプタを取り付けた

 

Vx4_sram11

というわけで、材料はこれだけだけど、余裕があって専用にするならAE-UM232Rにケーブルを直付けしちゃっても良いかと思う

FT232RLでなくても、USBからシリアルに変換できてTXDとRXDが引き出せれば、他のチップでも動作すると思う

 

Vx4_sram12

そして、ブレッドボードに組み込んだものが写真で、使いまわしているのが見え見えだ
ノイズが乗るので本当はあまり好ましくないとは思うのだけど、高速転送しなければ大丈夫でしょう

 

次は転送するためのPC側のソフトだけど、ハイパーターミナルなどターミナルソフトなら何でも構わない
以前に紹介した「Jun Amano's Homepage」さんのHPで、「CASIO PB-1000 FOREVER!」の 「Software Library」に、「PB-1000 Data Communicator32」(以下DC32)という通信ソフトがあり、せっかくなのでそちらを使わさせて頂きました
こちらのアプリは素晴らしいものばかりです
この場を借りてありがとうございましたmconfidentm

 

Vx4_pb1000com

先ほどの通信アダプタとPCをUSB接続して、3PinコネクタをVX-4に接続
VX-4の F.COM でRS-232Cのデバイス設定をする
PC上のDC32を起動して、通信ポートを設定し、VX-4の通信設定と同じにする

この回路のせいなのか不明だけど、うちでは4800bpsの速度ではエラーとなったので、2400bpsにして、N81、CTS=OFF、DSR=OFF、CD=OFF、Busy=ON、SI/SO=ON、End=ON、という設定で無事に転送出来た

 

VX-MENU System

さて、いよいよVX-MENUの転送
DC32をダウンロードした同じ場所に「VX-MENUシステム」があるので、適当な場所に解凍しておく
実際には「HD61700 SPRITS」というサイトからダウンロードする

付属のドキュメントを参考にインストール
初期設定が終わったら、まずはVX-MENU本体を格納するための転送専用ファイル Pbf2Bin.q を P0 などに転送し実行
すると CONNECT と出て受信状態になるので、本体ファイルを送信する

Vx4_sram8

上の写真の状態になったら、正常に転送出来たので、MODE110~という部分にカーソルを移動して EXE で実行
最後に再び F.COM で P7 のエリアに boot.b を転送してインストールは完了
これでいつでも SHIFT + P7 の実行でVX-MENUを呼び出せるという仕組みなのだ
ここまできたら Pbf2Bin.q は削除しても良いかと

 

Vx4_sram9

VX-MENU実行中に「*」を押すとシステムメニューとなり、ここでメモリ管理が行える
登録するファイルによって適宜変更すると良いかも

 

VX-MENUをダウンロードした「HD61700 SPRITS」というサイトには、グラフィックLCDをフルに利用するための「GR命令」というグラフィックライブラリがあり、それをVX-4にロードしておくだけでBASICから描画命令が使用出来るようになる優れもの

Vx4_sram10

同梱されているサンプルの1つ maze.b は結構大きなファイルだけど、64KBもあれば楽々登録できて、グラフィックもばっちり
こんな素晴らしい機能をありがとうございます
というより、VX-4に描画命令があれば良いだけなのだが・・・何故無いのか本当に不思議

※本体を破壊する恐れがあるので、改造は自己責任で行いましょう

 

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